資格はないけど法律系で働きたい、というワガママに答える

「パラリーガル」ってご存じですか?

法律系の資格はどれもそこそこ難易度が高く、せっかく法学部を卒業したのに、法律に関係する仕事につけない・・・というのは法学部あるあるで、かくいう私も最初はIT関連の営業職に就職しました。

その後、やはり法律関連の仕事がしたくて転職したのですが、そのときに初めて「パラリーガル」という仕事を知りました。

つまり、法律関連の仕事は、意外と知られていないんです!!
そこで今回は
・資格がなくても法律事務所で働きたい
・資格を取るために、法律事務所で働きながら勉強したい  そういった場合の就職方法を伝授いたします!!

そもそも法律関連にはどんな仕事があるのか?

そもそも、法律事務所が弁護士と受付の事務だけで回ると思ったら大違いで、そこには必ず「補助者」「パラリーガル」「法律事務」といった求人があります。

ちなみに、厳密にそれぞれの単語が定義されている訳ではないので、ここでは一番格好良いのという理由で「パラリーガル」と呼びますね。

実は無資格者が法律事務所を支えている

「パラリーガル」の人達の多くは「無資格者」なんです。

かく言う私も、最初は無資格者で転職した後に、行政書士資格を取得しました。

私が今勤務している事務所でも、4分の1は無資格者が回しています。

パラリーガルの仕事内容は?

私の実際の仕事としては、資料収集や書類の作成(最終的には有資格者がチェックするものの、下書き作り等)や、お客様のところに訪問して相談を受けたりもします。

事務所にもよりますが、有資格者と似たような仕事をさせてくれる事務所もあり、法律知識も勉強できるため、法律が好きな方にとっては、かなり楽しい職業だと思います。

無資格者がパラリーガルになるには、どうしたら良いのか?

新卒で就職可能か?

まず言いたいのは「新卒での就職はかなりの狭き門」ということです。

なぜなら、法律事務所のほとんどは、10人以下です。

そのため、採用や教育にお金をかけられません。

また、お客様は「先生」としての信頼性を重視されている職業です。

そのため、ビジネスマナーも知らず、社会経験も乏しい新卒の学生が、採用するリスクが高いのです。

残酷ですが、パラリーガルを新卒で法律初学者・無資格者が目指すのは、かなりの狭き門。

実際に私も新卒の際に手当たりしだいに法律事務所に応募しましたが、全て落とされてしまいました。

新卒は大手事務所を計画的に狙え!

資格という信頼で商売をしているという理由から、新卒で小さな事務所に入るのはかなり難しいでしょう。

しかし逆に、大手の法律事務所であれば毎年新卒を採用しているところもあり、研修なども充実しています。

そのため、新卒であれば大手事務所に絞って、エントリーした方が良いでしょう。

また、在学中の努力はかなり重要です。

実は法学部ではインターンシップで法律事務所で働いたことのある学生や、OBとの繋がりで法律事務所でアルバイトをしている学生が多くいます。

そういった学生と、就活直前で法律事務所を検討し始めた学生は、就活開始時点で、業界に対する知識の差がかなり開いています。

そのため、在学中の法律事務所でアルバイトする・行政書士や法学検定の上級に合格するなど、在学中に計画的に活動してく必要があります。

資格取得を目指していれば、就職可能しやすい?

ただーし!!!例外もあります。

それは「将来的に合格を目指しているので」という場合です。

特にすでに在学中に試験を受けている場合などは、比較的、門が広くなる傾向にあります。

ただし、司法試験は別です。

ここで注意が必要なのは、新卒や転職に関わらず、司法試験を目指している人は採用されにくいということです。

その理由は単純明快。

「合格後に続けて勤めてくれないから」です。

司法試験は合格後に司法修習が長期間あるため、合格すると事務所からいなくなってしまいます。

つまり、合格すると、仕事に穴が開いてしまうのです。

また、修習後は新たに就職先を探すことがほとんどのため、それならもっと長期間働いてくれる人を採用ということになります。

司法書士・行政書士希望であれば、完全に狙い目

逆に司法書士と行政書士に将来的に合格したいという人は、確実に司法書士事務所、行政書士事務所に応募しましょう。

司法書士・行政書士は合格後の修習期間も短く、合格後にそのまま事務所に残ることが多いという特徴があります。

また、基本的に「働きながら合格する」人が多い資格でもあるため、
事務所全体として受け入れ体制が整っており、気兼ねなく働けるというメリットもあります。

つまり、合格後に即戦力として働いてくれるため、「金の卵」として採用してもらえることがあるのです。

資格を将来的に取る気がなくても、就職可能?

さて、「いや、資格を未来永劫とる気はないよ・・・」という人はどうしたら良いでしょう?

それはずばり、「別の分野の専門家となって、パラリーガルを目指しましょう!」

つまり、転職先として法律事務所を考えましょう。

「前職の経験」がちゃんとあれば、転職可能です

たとえば、損害保険系の会社で働いた経験があれば、交通事故を多く扱う法律事務所で重宝されるでしょう。

銀行や不動産業者での経験があれば、不動産登記の多い司法書士事務所で知識が使えるかもしれません。

飲食店での勤務経験があれば、飲食の許認可を扱う行政書士事務所で働けるかもしれません。

そういった、関連する分野の法律事務所に転職することは、無資格者が転職する道として、一番現実的です。

実際に私も、IT関連の知識(事務所のHP作成や、パソコンの修理など)のお陰で、転職活動もどうにかなりました。

法律事務所に転職活動する歳の注意点

一番は、年齢には気をつけること

まず一番注意が必要なのは、「年齢」です。

新しい法律の分野に受け入れる際、多くの事務所は「若い人」を求めています。

なぜなら、正社員としての賃金が安いから。

「前職と同じくらいの賃金で雇う」という転職界の暗黙のルールでいくと、大企業で働いていた40代などは、高くて高くて手が出ません。

具体的には、30代前半までで1つ、ハードルができると考えておきましょう。

一度業界に入ってさえしまえば、転職可能!!

ただし、一度どこかの法律事務所に就職できてしまえば、そのあと別の法律事務所に転職するのは年齢にかかわらず容易です。

教育コストがかからず、他の事務所のやり方を取り入れられるため、むしろ同じ業界を積極採用している事務所もあります。

そのため、30代後半以降で転職する人は、一旦アルバイトや非正規社員として職歴をつんで正社員を目指す人が多いです。

転職方法のオススメは、プロに頼ること一択

転職の際は、確実に転職エージェントがおすすめです。

転職エージェントに採用を出している事務所は、正社員でかつ給料が高い事務所が多い傾向にあります。

また、前職の経験と転職先の事務所をどう関連付ける(こじつける)かを、プロのエージェントが一緒に考えてくれますので、きれいな履歴書が作成できます。

特に年齢の高い人ほど、最近の転職のトレンドから遠ざかって、とても古い、バブルの頃のような履歴書を書いてしまいがちです。

バブリーな履歴書は、人事が真っ先に落とす履歴書なので、そうならないよう、絶対にエージェントに相談しましょう。

ちなみに、申し込みの際に直接電話で連絡すると、アポイント日程などの重要情報の言い間違い・聞き間違いが発生する恐れがあるため、
最初はWebでの申し込みがオススメです。

また、良い求人には人が集まり、早く採用が終わってしまうので、迷っている暇があればすぐに申し込み・登録することをオススメします。

当然のことですが、今の行動でしか未来は変わりません!

現在「第二新卒」として転職ができる年齢の人におすすめのエージェント

20代専門第二新卒の転職ならマイナビジョブ20’S!!

若手や第二新卒向けの求人が豊富で、とても親身に相談に乗ってくれることで評判です。

最初の転職の人も多いと思うので、ぜひまずは気軽にWeb登録して求人を探すところから始めましょう。

前職の辞め方などにもアドバイスがもらえるので、肩の荷が一気におりますよ。

ちなみに、「一都三県・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀在住」の方が対象のサービスですので、
このエリア以外に在住の方は、次に紹介するエージェントを検討してみてください。

現在既に、職歴が5年以上ある方にオススメのエージェント

リクルートエージェント

やはり圧倒的に求人数が多く、熟練の担当者も多いエージェントのため、自分の時間をあまり奪われず、秘書がいる感覚での転職活動が可能です。

また、社会人生活が長くなるにしたがって、履歴書の書き方や面接対策がどうしてもおろそかになる人が多いのですが、そのような対策のセミナーを行ってくれることもおすすめポイントです!

あまりに専門的な求人媒体は、初心者には危険

もちろん、弁護士会、司法書士会、行政書士会などの求人情報やハローワークにも募集情報があります。

小さな事務所などで採用にお金をあまりかけていない場合、こちらにしか採用情報が載っていない事務所があります。

なぜ専門的な求人媒体やハローワークがあまりおすすめできないかというと、その会社の雰囲気などが面接まで進まないと分からないからです。

さらに小さな事務所であれば、採用面接も大先生との雑談で気が合うかどうか等、しっかりとした基準もなく、ふわっと落とされてしまうことも多く、どうしても「法律事務所への初めての転職」の場合は、採用までに時間がかかってしまいます。

また、司法書士や行政書士限定のエージェントもありますが、それもオススメしません。

専門職限定の紹介制のサービスは、事務所側の手数料がとても高いため、その費用を払うほど人に困っている事務所が多いからです。(もちろん、ちゃんとした事務所もあります)

まとめ

①新卒・パラリーガル狙いは大手法律事務所を狙うこと
②転職・パラリーガル狙いは前職知識のアピールをしっかりと
③初めてパラリーガルに転職する際は、一般的な転職エージェントを使用するのがオススメ

最後にこれだけは、声を大にして言わせてください。

法律業界は、お客様の人生の岐路に携われる、良い仕事です!!

困ったとき、資産が動くとき、新しいことをやりたいとき・・・。

法律家はそういったお客様の人生の分岐点に携われる、とてもやりがいのある仕事です。

是非、仕事として携わる、法律の世界を楽しんでください!!

そしてご縁があれば、一緒に専門家として、ビジネス現場でお会いできることを楽しみにしています!!