行政書士試験に合格したら、どんなことができるのか?

行政書士試験に合格したら、どんな良いことが起こるのか??

6月は少し勉強のモチベーションも下がってくる時期かもしれません。

雨もジトジト、しかも司法試験、予備試験の受験が終わり、自由になった受験生達がツイッターのタイムラインに溢れるこの季節・・・。
(管理人だけでしょうか?)

そこで今回は、行政書士試験に合格した後の話について書きたいと思います。

行政書士試験に合格したらどんな良いことが起こるのか?

是非、合格後のイメージを膨らませてみてくださいね!!

できること:行政書士としての仕事、独立開業ができる

今、会社に楽しみが見出せずに苦しんでいる方、事務所で補助者として働いている方には、当然ですがこれが一番のモチベーションになることと思います。

簡単な言葉ですが、仕事が変われば「人生」が大きく変わります。

そもそも、行政書士の仕事とは?

1番の仕事は、行政機関に提出する書類の作成代行です。

書類の申請は、ある程度の形式こそあるものの、決まった書き方をしなければ、申請が通らないものです。

また、書類を提出する前に、そもそも書類提出できる条件が揃っているのか、お客さんと話し合い、コンサルティングを行う必要があります。

例えば、起業して建築業や医療法人の許認可をとる、株を取得して外為法の届け出を行う等。

そういったお客様の人生において、「行政から許可を取りたい、行政に届け出る必要がある」という事務の手間を軽減してあげるのが行政書士の仕事です。

実は、合格しただけでは行政書士にはなれない?

一つ注意していただきたいのは、合格イコール行政書士ではないということです。

なぜなら、行政書士を名乗るには、各都道府県の行政書士会に「登録」する必要があるからです。

実は偉そうにこんな記事を書いている私自身も、登録をしていないため、ただの「行政書士試験に合格したの人」です。

ちなみに、登録するには20万円の登録料とその他諸々の初期費用がかかり、入会後も月に7千円前後の会費がかかります。

(東京行政書士会の場合なので、地域によってはかなりの差があります)

そのため、私のように行政書士資格を持っていても登録せずに、補助者として法律事務所で働く人も多くいます。

できること:他の資格試験の受験資格や科目免除が受けられる

こちらは意外と知られていないようですが、行政書士試験合格によって他の資格試験の受験資格が得られたり、科目免除が受けられます。

具体的に紹介していきましょう。

社労士試験の受験資格が得られる

行政書士試験に合格すると、社労士試験の受験資格が得られます。

実は、社労士試験には細かな受験資格があり、例えば4年制大学の卒業や3年以上の実務経験等のどれかの資格を満たさなければ、受験することができません。

しかし、行政書士試験に合格すると、合格証がその受験資格になるのです。

最近はブラック企業による労務問題も増え、また法律系国家資格の中では女性からも人気のある社労士試験。

行政書士に合格した暁には、目指してみてはいかがでしょうか?

弁理士試験の科目免除が受けられる

行政書士試験に合格して「登録」すると、弁理士試験の論文試験の一部免除が受けられます。

こちらはあくまで「登録」が必要なので、少しハードルが高いです。(管理人も免除は受けられない)

一見あまり得しないように思えますが、弁理士試験は受験科目が多く、幅広い勉強が必要になるため、科目免除が受けられるメリットは多いにあります。

また、行政書士の仕事で法人設立に関与する際には、必ずと言って良いほど「商標」「特許」の話は絡んできます。

設立する会社の社名がすでに商標登録されていないか?設立後に販売したい商品がすでに特許を取られていないか?

弁理士の資格があれば、法人関係の業務の幅を、かなり広げることができます。

できること:他の資格試験への土台ができる

行政書士試験に合格すると、他の資格にもその知識の応用が利きます。

行政書士と宅建は相性が良い?

行政書士資格と、よく一緒に紹介されるのが「宅建」資格です。

こちらは不動産取引に関連する資格で、不動産屋さんは5人に1人は宅建資格者を置かなければならないため、不動産関連の会社に就職すると、必ず受験させられる資格になります。

実は行政書士と宅建は難易度が近く、どちらも「民法」が試験科目にあるため、割と勉強しやすいと言われています。

それに加えて、「法律を勉強する」という土台ができているため、被っていない試験科目についても、確実に取り組みやすいでしょう。

ただ、宅建は「法律の根底の理解」と言うよりは「そういうルールがあるというものの記憶」に近い勉強が必要になるので、そこは意識して取り組む必要があるでしょう。

司法書士、司法試験にもステップアップ?

また、行政書士試験に合格後に、最近はより上位の法律資格受験を予備校が歌っています。

ただ、管理人はこの流れには少し懐疑的です。

確かに、行政書士試験に合格できる時点で、法律を勉強するという基礎は出来てきます。

しかし、やはり、他の資格は行政書士に合格するより確実に難しい資格なのです。

司法書士、司法試験を本気で目指すのであれば、「努力して合格した」経験が貴重なものとなる

一方で「絶対合格したい!」と思える資格があるのであれば、行政書士試験で蓄えた知識と法律系資格に「合格した」という経験は、決して無駄になりません。

知識だけでなく、法律に対する捉え方、考え方は他の資格試験勉強にも役に立ちます。

行政書士資格を持っていると、他の資格の受験勉強が金銭的・心理的に楽になる

資格予備校によっては、行政書士資格者には他の法律系資格講座を割引にて提供してくれるところもあるようです。

また、万が一上位の資格試験に不合格となっても、行政書士の資格は持っているため、「頑張ったけど結局何もない」状態にはならないという精神的なメリットもあります。

そういったことを考えると、行政書士に合格した経験が、金銭的、精神的な面で、他の資格へのジャンプ台となってくれるでしょう。

できること:社内での法律関係部署への異動ができる

最後に、今の会社での異動ができるということです。

もちろん、会社の規模や各自のキャラクターにもよりますが、会社の人事は全員の性格や才能を見抜けるわけではないので、どうしても「結果」や「資格」など分かりやすい指標を頼りにすることが多いようです。

「法務部で活躍する」という、新たなキャリアの可能性も

法務部では一般社員との間で法令遵守のためにやり取りを行ったり、研修を行ったりするため、「法的なものの考え方」がとても重宝されます。

*詳しい法務部の仕事については企業の法務部に新卒がいない理由とは??の記事を参考にしてください。

試験で勉強した、例えば「請負と委任の違い」などをもとに、実務を通しての意思決定を行うことになるため、今の会社を辞めたくはないが、資格を活かしたいという人には一番「良いこと」ではないでしょうか?

また、法務部は管理部門のため、割と働きやすい環境のところが多いようです。

好きな法律を仕事にでき、定時で帰って家族との時間や上位の資格勉強の時間を確保できれば、本当に資格を取って人生が好転したと言えるのではないでしょうか?

まとめ

行政書士試験に合格すると起こる良いこととは、以下の4つです。
1:行政書士としての仕事、独立開業ができる
2:他の資格試験の受験資格や科目免除が受けられる
3:他の資格試験への土台ができる
4:社内での法律関係部署への異動ができる

当然ですが、「試験に合格する」というのは、どんな試験であれ、どんな立場であれ、それだけでとても良い体験だと思います。

それに加えて、行政書士試験に合格すると、人生が変わるような変化が訪れる可能性もあります!

試験まであと半年を切りましたが、自分の将来の姿を思い描きながら、合格に向けて頑張ってくださいね!!