私が今、目指すべき資格は??

「法学部に入学したからには資格を取りたい!」「就活・転職に有利な資格を取りたい!」
理由は人それぞれですが、最近は法律系の資格の人気が高まってきています。

この不安定なご時世、やはり法律系の資格を持っておけば安心!と感じる人も多いですよね?
では、そのように資格を取りたいと思った時、皆さんはどうしますか?

コスパの良い資格??

まずは本屋の資格コーナーに行ってみよう!と思ったあなた、どうしてでしょうか?
「なんとなく、簡単だけど良い資格」を探して、青い鳥状態になっていませんか??

先日、管理人が資格コーナーにふらっと足を運んだ際、
50代くらいのおじさまが必死の形相で「コスパの良い資格」という本を読んでいました。

ぶっちゃけ、コスパの良い資格など存在しません!!

おそらく「コスパの良い資格」とは、取る労力の割に価値の高い資格、楽して取れるが役に立つ資格というイメージだと思います。
でも、そんな資格あったら、全員狙いますよ!!
自分の性格や、キャリア上「これがあると良い」というものはあっても、全員にとってコスパの良い資格は正直存在しません。
そんな「資格探し」にかける時間があったら、取る資格を決めて、その時間を勉強に充てるほうがよっぽどお得です!!

でも、微妙な資格なんかいらないんだもん!!というあなたへ

前置きが長くなりましたが、そうは言ってもやはり「ある程度楽に役に立つ」資格が欲しいもの。
そこで今回は、法律系の資格を目指す人が
「最初にチャレンジしたい資格」「1年以内で取れる資格」について、あなたの現在の知識レベルに応じてお話ししようと思います。

【知識レベル1】本当の初学者はビジネス実務法務検定3級

基準:六法が4つ以上言えない!法律勉強経験なし!法学部1年生!

そういうあなたは、まずはビジネス実務法務検定の3級を目指しましょう!!

「法律」の勉強がどういうものかに、慣れることが大事

今後、他の資格にステップアップするには
「法律はどういうものがあるのか」
「法律独特の単語や言い回しはどういったものがあるのか」
「回答を求めるまでに、どういった考え方があるのか」を知る必要があります。
そのために、最初の教材が難しかったり、とても癖のある試験内容だったりすると困りますよね?
(例えば、運転免許の○✖️のように、独特すぎて丸暗記するしかない問題だったり・・・)
ビジネス実務法務はその点、試験内容がとてもまっすぐな内容で、しっかりと勉強することで点が伸びていきます。

短期間で合格ができ、就職・転職などにも使えます

初めて法律の勉強をするのに、合格が何年も先の資格はしんどいですよね??
その点、ビジネス実務法務は本番の出題がほとんど問題集から出ますし、「これ社会常識でしょ?」みたいな問題もあります。
そのため、法律の言い回しに馴れながらちゃんと各問題を勉強すれば、初心者でも合格することができるんです!!
また、合格すると免許証サイズの認定証がもらえるため、「合格した!」感がとてもあります笑
就職の際、「法律を勉強したことがあります」アピールもでき、最初に目指す資格としてはモチベーションも維持しやすいのではないでしょうか??

ただし、独占業務がある資格ではありません

例えば、弁護士や司法書士などは、合格した人にしか許されない「独占業務」というものがありますが、
ビジネス実務法務にはそう言ったものはありませんし、それだけで独立・開業はできません。
東京商工会議所が行っている資格のため、あくまで「ビジネス・スキルアップ」に役立つ以上の特別さはありません。

【知識レベル2】法律に慣れてきたら、宅建か行政書士

基準:六法をめくった経験がある、法律事務所で働いている、法学部在籍

そういうあなたにオススメなのは、宅建と行政書士です!!

集中して時間を取れれば、短期合格が可能

法律の言い回しに馴れていると、これらの資格では「意味がわからない」ということは発生しません。
つまり、試験で問われている内容を「理解しているか」ではなく「知っているか」が試される試験内容になっています。
もちろん、上位合格や満点を目指したり、取得後にすぐ登録して仕事にしたいのであれば法律への深い理解が必要ですが、
「とりあえず資格を取りたい」「とった後に実務で学びながら成長したい」というのであれば、暗記で十分対応できます。
また、暗記もコツさえつかめば、2〜3か月での合格も夢ではないでしょう。
管理人が2か月で行政書士に合格した話はこちら

次に取りたい資格や仕事内容で、どちらを取るかは考えて

例えば、今ハウスメーカーで働いているのであれば、迷わず宅建を取った方が良いですよね?
宅建は不動産関連の問題がほとんどなのに対し、行政書士は行政法の問題がほとんどです。
そのため、次に目指す資格の内容によっても、どちらを受けるのかをよく考えましょう!

司法書士を考えているのであれば迷わず宅建!

司法書士試験では、細かい不動産の知識が問われ、さらに資格取得後の業務もほとんどが不動産関連です。
また、一緒に仕事相手も不動産会社や土地家屋調査士となるため、「不動産に詳しい」ことが必須となります。
他にも、民事系が苦手で対策したい人、不動産関連の会社に勤めている人、不動産投資を考えている人などは、
確実に宅建を取った方が良いでしょう。
ちなみに筆者も、社内で最近不動産関連の仕事が増えてきたので、今年は2か月で宅建に合格を目指し、
そろそろ勉強を始めようかと思っています・・・。(出願はしました)

司法試験を考えているのであれば迷わず行政書士!

司法試験では、公法系で行政法が試験範囲になりますが、公法系はイメージが掴みにくく、苦手な人も多いようです。
行政書士は憲法・行政法の択一がメインになるので、弱点克服や試験勉強の傍らに受験するのが良いでしょう。
また、短文記述問題もあるため、基本的な知識の定着が図れます。
他にも、公務員試験を目指している人であれば、行政法はもちろん押さえておきたいところです。
また、これ以上資格を取得したくない・・・脱サラしたい・・・という人であれば、
知名度も高く、難しそうなイメージがあり、営業力があれば独立可能な行政書士がオススメです。

受験勉強は要領よくやりましょう

どちらの資格も、「難関」とまではいかないものの、それなりに対策が必要です。
その際に、100%を目指さないことを心がけましょう。
どちらも7〜8割の正解で確実に合格できる資格ですので、よく出る科目に絞り、戦略的な学習をしてください。
そして今年受験する皆さん、一緒に「これから」頑張りましょう!!

【知識レベル3】法律を仕事で使えるレベルにあるなら、道はたくさん

基準:レベル2の資格を取得している、契約書は読めば大筋が理解出来る

レベル3に来ると、1年で合格できるレベルの試験が限られてきます。
まさしく今の管理人の状態ですが、司法試験や司法書士試験は頑張れないけど、
でも何かしら勉強はしたいし、勉強するなら資格になるものが良いなーとお考えの方も多いと思います。

今後需要が高まってくるのは、社労士?

労働法のスペシャリストの社労士資格もしっかり勉強すれば1年で合格できる資格だと言われています。
レベル2で行政書士を取得すると、受験資格も得られます。
現在、労働環境を取り巻く世論が活発になっており、これからどんどん需要が伸びてくる資格とも言われています。
ゆくゆくは独立したい人、行政書士とのダブルライセンスにもオススメです。

ビジネス法務に行きたければ、ビジネス実務法務検定やビジネスコンプライアンス検定の上級を狙って

例えば、現在ビジネス法務に携わっている、今後携わりたい人であれば、オススメの資格です。
上級であれば、今までの勉強にプラスして訴訟対策や予防法務の視点が入ってくるため、
より仕事、ビジネスの場面に近い問題解決の力がつきます。

数年後に司法試験を目指したいのであれば、法学検定

行政書士に合格して、今後司法試験を目指したいけれど・・・という人であれば、
法学検定のアドバンストコースがオススメです。
開催団体が、ロースクールの既習者コース入試の際に必要となる「既習者試験」と同じ日弁連法務研究財団なので、
今の勉強内容を変えることなく、新しい資格にも挑戦できます。

異種資格を取ることで、2つの専門を持つという道も

実は管理人は営業時代に、IT関連の基礎的な国家資格を取得しています。
そうすると、IT関連に詳しい行政書士として、IT会社の設立や士業事務所のウェブページ管理など、
法律とITという2つの分野が重なる部分で、自分ならではの持ち味が発揮できます。
法律系の資格以外に、例えば税務や知的財産などの関連領域や、建築、ITなど全然別の領域で
資格を取ってみるのも良いかもしれませんね!!

最後に

いかがだったでしょうか?
最近は、予備校が「あなたにあった資格を提案します!」といった内容で無料説明会を開き、そこから集客を行うことも多いようです。
それくらい「どの資格をとって良いか分からない」人が増えている(または予備校の経営が難しくなっている)のだと思います。
この記事が、そのようなみなさんのお力になれば幸いです。
まぁ、資格がなくても別に法律の世界では働けますが(詳しくは資格がなくても法律事務所で働く方法は?の記事に書いています)
この不安定なご時世、やはり資格は一種の保険となると思うので、一緒に資格取得のために頑張りましょう!!
そしていつか、法律の世界で一緒に仕事ができることを、楽しみにしています!!