法務部から法律事務所への転職って実際どうなの?

本日は「法務部への」転職ではなく、最近質問の多い「法務部からの」転職について、少しお話ししようと思います。

法務部→法務部の転職がやっぱり王道?

これは、本当にその通りです。法務部→法律事務所への転職は、正直オススメしません。

理由としては、「法律業界(いわゆる士業)」と「法務部(一般企業)」では、経営基盤の安定性も異なりますし、業界の常識や上下関係、保険や福利厚生の手暑さなども全く異なります。

また、法務部から法律事務所にキャリアを変えるということは、今まで築いてきた「法務部員」としてのキャリアは0となり、新しく「法律事務所員」としてキャリアを1から積み直す必要が出てきてしまいます。

それに加えて、法務部がちゃんと仕事として・部署として確立されている会社というのは、これだけコンプライアンスが叫ばれている現在でも少なく、法務部がある会社はほとんどが大規模な会社です。

つまり、築いたキャリアは0になり、1から新しい仕事の勉強の仕直し、それに加えて福利厚生などが手薄な身分になる・・・大企業・安定企業を飛び出すだけのメリットが普通の人にありません。

そのため、”法務部の仕事自体が嫌ではない”のであれば、似たような会社・競合他社の法務部に転職するのが一番です。

転職する際は「法務部専門」の会員制サイトか「エージェント」がオススメ

ただやはり、普通の転職エージェントでは「法務部」の求人は少なく、また法務部としても契約法務なのか、特許法務なのか、細かな分類などが明記されていないこともしばしばあります。

そこで、最近人気が出ているのがこのサイトです。年収500万円以上を対象として、より給与+キャリアアップを目指せるのが強みです。
管理職のための会員制求人サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』
普通の転職サイトと異なり、「管理職」をメインに扱っているサイトなので、現在の仕事とのギャップが少なく、希望したキャリアパスにあった転職ができることが特徴です。

また、現在法務部にはいるが、そこまでキャリアが積めていない・・・という方は、以下のエージェントサービスがオススメです。
【リクルートエージェント】
専門職の求人は対象者が限られる分、採用する方も相手の見極めが難しいため、一般の求人サイトではなく転職の専門家がいるエージェントに情報を預ける傾向にあります。

また、現職が忙しいと履歴書の書き方や面接対策がどうしてもおろそかになる人が多いので、専門家の力を借りることもおすすめポイントです!

ちなみに、申し込みの際に直接電話で連絡すると、アポイント日程などの重要情報の言い間違い・聞き間違いが発生する恐れがあるため、最初はWebでの申し込みがオススメです。

また、良い求人から埋まっていくのは当然のこと。

迷っている暇があれば、まずは登録してみましょう。

法務部から法律事務所への転職ってどうなの?

さて、法務部→法務部の転職が1番良いのは誰でも知っているかと思いますが、逆に法務部から一般の法律事務所に転職するという手もあるかと思います。

今回のメインはそこ!そのリアルなところをお話しします。

法律事務所への転職のメリット

やりがいを感じやすくなる

これは、法律事務所に転職してきた人が、「良かった理由」として一番多くあげます。

今までの大組織から離れ、会社の売り上げのためではなく目の前のお客様のために働くため、「今この人を助けている」と言った実感が湧きやすくなります。

また、お客様からの感謝の言葉を直接いただく機会が増えることで、組織の歯車ではなく、社会の一部として働く嬉しさを感じることができます。

勉強できる!資格取得に理解がある!!

法務部で扱う法律に対して、法律事務所で扱う法律の方が一般的に広く深いです。

そのため、就業時間中に勉強するのは当たり前、就業時間外でも常に情報をインプットし続ける周囲に影響され、人生で一番勉強している!という同僚もいます。

また、法律事務所は基本的に資格職なので、何か資格試験に挑みたいというときに、先輩が相談に乗ってくれ、かつ試験前の仕事などの融通も利かせてくれ易いという特徴もあります。

法律事務所への転職のデメリット

ここまで見ると「あれ、法律事務所への転職も案外悪くない?」と思うかもしれませんが、実は2点、大きな落とし穴があることも注意しましょう。

収入はほとんどの場合は減る

やはり、法務部があるような大きな会社と法律事務所の事務員では給与額が大きく異なります。

第二新卒など、若手での転職ではやりがい重視でも働けますが、家族がいる場合、いわゆる「一般職1年目」まで報酬が下がってしまうのは厳しいかもしれませんね。

年下の先生の方が偉い!?

また、法律事務所には必ず資格者がいます。

弁護士だったり、司法書士だったり、行政書士だったり・・・やはり、その資格で価値を提供している以上、先生の言うことを無下にはできません。

「今の部下と同じ位の年齢の先生に自分が怒られる」そういうことが現実に起こるのです。

そういう時に「勉強だ」と思うか、「耐えられない」と思うかは人次第ですが、思っているより人にはプライドがあって、そこからストレスが生まれることも少なくはありません。

今までの人間関係のリセットだけでなく、上下関係もリセットされることは覚えておきましょう。

法律事務所への転職に向いている人とは??

では、実際のところ、法律事務所への転職に向いている人はどういう人でしょう?ここからは管理人の独断と偏見も入っているので、一専門家の意見として聞いてください。

・第二新卒として、新しくリスタートしたい若手社員
(給与額への期待が高くなく、かつ知識が付くのでオススメです。詳しくは第二新卒と法律事務所の相性が良い?の記事を御覧ください)

・将来的に独立するために、下積みとして法律事務所で働きたい人(やはり業界のあるあるや最低限の仕事の流れは知っておいたほうが良いので)

・給与額がそこまで高くなくても良い事情があり、かつやりがいを求める人(共働きであるある・副業がある程度忙しいなどの理由で経済的に困らず、他人からの感謝が大きいことを重視する人など)

・法務部に入りたいが、現在法務部以外に配属されている人(やはり、営業→法務部へ社内でいきなり異動するは難しいので、一度外部を経由するという手もあります)

転職方法のオススメは、プロに頼ること一択

転職の際は、確実に転職エージェントがおすすめです。

転職エージェントに採用を出している事務所は、比較的正社員でかつ給料が高く、保険もちゃんと加入している事務所が多い傾向にあります。

現在「第二新卒」として転職ができる年齢の人におすすめのエージェント

20代専門第二新卒の転職ならマイナビジョブ20’S!!

若手や第二新卒向けの求人が豊富で、とても親身に相談に乗ってくれることで評判です。

最初の転職の人も多いと思うので、ぜひまずは気軽にWeb登録して求人を探すところから始めましょう。前職の辞め方などにもアドバイスがもらえるので、肩の荷が一気におりますよ。

ちなみに、「一都三県・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀在住」の方が対象のサービスですので、このエリア以外に在住の方は、次に紹介するエージェントを検討してみてください。

現在既に、職歴が5年以上ある方にオススメのエージェント

リクルートエージェント

やはり圧倒的に求人数が多く、熟練の担当者も多いエージェントのため、自分の時間をあまり奪われず、秘書がいる感覚での転職活動が可能です。

また、社会人生活が長くなるにしたがって、履歴書の書き方や面接対策がどうしてもおろそかになる人が多いのですが、そのような対策のセミナーを行ってくれることもおすすめポイントです!

ちなみに、申し込みの際に直接電話で連絡すると、アポイント日程などの重要情報の言い間違い・聞き間違いが発生する恐れがあるため、最初はWebでの申し込みがオススメです。

また、良い求人には人が集まり、早く採用が終わってしまうので、迷っている暇があればすぐに申し込み・登録することをオススメします。

当然のことですが、今の行動でしか未来は変わりません!

まとめ

・法務部からは法務部に転職するのが一番オススメ

・法律事務所に転職する際は、給与面や働き方を自分の心の声と、よくすり合わせること

・転職活動をする際には、どのサイトで行うかも意識しないと、希少な求人にたどり着けないので注意するべし

おまけ

ちなみに、管理人は営業から法律事務所の補助者に転職しましたが、やはり案件が無事に終わった時のお客様の「本当にありがとう」という声が一番今の原動力です。

給与面は行政書士に合格することで資格手当が出たり、昇給が定期的にある事務所もあるので、そう行ったことを事前に確認してカバーしたので、現在そこまで困ってはいません。

何よりも、仕事の一環でどんどん現場の知識が身につくことで、将来的に会社に依存しないキャリアが広がることが、一番の魅力だと感じていますよ!!

ぜひ、いつか現場で一緒にお仕事できると嬉しいです。