「面接で一番大事なのは企業への質問」なのか問題

今年の司法試験・司法書士の筆記試験も終わり、そろそろ法律事務所界の転職シーズンがやってきますね。

管理人もこれからの季節は、説明会に〜面接に〜と、とても忙しくなってくる時期です。

そこで今日は、「法律事務所」に限らず、面接の際に採用担当者がどこを見ているのか、よく転職広告などに出ているキャッチは実際に本当なのか、赤裸々にお話ししようと思います。

「面接の前に、勝負は半分決まっている」は本当か? 

いきなり結論から申し上げると本当です!

履歴書等はあくまで「足切り」と思っている人も多いかと思いますが、実はそのあとの面接でもずっと履歴書の内容はついて回ります。

むしろ、面接で会うことのできない社員や役員は履歴書の情報のみで印象を判断するので、特に大事な要素になってきます。

面接官は何を聞くか、履歴書を見て事前に考えている

面接官はいきなり当日の面接中に「この人に何を聞こうかな」と考えているわけではありません。

事前に打ち合わせし、場合によっては会議などを行い、「ここだけは絶対に聞きたい」ポイントを考えているのです。

そのため、インパクトを重視してるのか、突然履歴書にないアピールを始める応募者が出てくると、「それだったら別の質問したかったのに・・・書いておいてよ・・・」と思う場面もあります。

履歴書の完成度が高いと、面接はただの確認作業になる

極端な例をお話しすると、自分の好きな製品の新商品が出たような場面を思い浮かべてみてください。

まずは製品概要を公式サイトで調べて、口コミもSNSなどでさらって、事前に手に入る情報を徹底的に調べて、そこから店に行って買うと、頭の中では大体イメージができているため、

「予想通り素敵」となればすぐに買いますし
「実物が全然違う」となればすぐに買うのはやめますよね?

完成度の高い履歴書はそのような情報が過不足なく書かれているため、そこに過剰サービスや嘘がなければすんなりと面接が進むのです。

逆に事前に公開されている情報が少ない・必要な情報が出ていないと、買い物に行ってから情報収集が始まるため、買い物に時間がかかったりしませんか?

それと同じで、事前情報が不足している面接で「履歴書で良い人だと思っていたけど、会ってみてやっぱり良い人だね。採用異存なし。」という意見は出てきません。

「書類と印象違うけど、どうしたんだろう?」という疑問から
「本人の自己評価があまりに低すぎる?」
「自分に自信がなさすぎる?」
「文章力がない?」という邪推が生まれることはありますが、
「面接官のためにサプライズを仕込んでくれたんだね!」とは間違ってもならないのです。

「良い人だと思っていたけど、やっぱり良い人だね。異存なし。」

そんな風に言われる面接にしたいのであれば、間違いなく履歴書で勝負は半分決まってきます。

目指すべきは、「面接が単なる確認作業になるような、過不足ない履歴書」なのです、

「面接で大事なことは質問への回答ではなく、企業への質問」は本当か?

いきなり結論から申し上げると「当落ラインにいる時に限って」本当です!

ただし、明らかに合格の時には質問がリスクになる時もありますし、不合格が決まっている時にはそこで一発逆転は難しいです。

ホームページに答えが書いてある質問をするのは、志望度が低いと言っているのと同じ

転職者であれば
「この会社に転職して良かったと思える瞬間はなんですか?」
「今の仕事で一番辛いことはなんですか?」

新卒者であれば
「3年離職率はどれくらいですか?」
「有休取得率はどれくらいですか?」
「転勤や休日出勤はありますか?」

この質問、下手したら1時間に1度くらい聞きます。

そして、そういうテンプレートの質問は、大体採用サイトのQ&Aにすでに書いてあるか、こちらもテンプレの答えが決まっているのです。

つまり、お互いに台本の読み合わせをしているような状態で、面接官にとっては「またか・・・」位の印象しかありません。

圧倒的に採用が決まっている人がこういう質問をすると「うちへの興味は薄いけど良い人だからまぁ落とすまでは・・・」とセーフになることがありますが、

少しでも迷っている人がこういった質問をしてくると、「ないな・・・」と切られてしまうリスクの方が高いのです。

質問での一発逆転は、なぜ起こらないのか?

そもそも、採用面接というのは、目の前の個人を評価しているだけでなく、同じ時期に面接を受けている全ての人を評価しています。

そのように他人との相対評価のため、「あの人と比べたら上かな」「あの人の方が上かな」という発想を、面接官から排除することはできません。

つまり、採用面接は常に見えないライバルと比べられながら、進んでいくのです。

そして、相対評価を行うときに、一番手っ取り早い方法とはなんでしょう?

それは、学校の通知表と同じく、みんなを同じ尺度で図ること。つまり、同じ質問を投げかけて、どう返してくるかを見ることなのです。

応募者からの質問がなぜ最後に来ているかを考えると、重要視されていないのは明らか。

確かに、応募者からの質問が一番重要であれば、時間のある面接の最初に聞きますよね?

そうではなく、明らかに時間の限られた最後に質問を持ってくるのは、相対評価の採用面接においては、応募者の「回答」が一番重要な評価軸になるため、応募者の「質問」は相対評価が終わった後の、ボーナスタイムくらいの意味合いしかないのです。

つまり、履歴書と質問への回答で基礎点が100点満点で決まっていて、そこに修正をかけるかどうかを見るのが応募者からの質問であり、あくまで点数の「修正」にしかならないというからくりなのです。

そこで、「あれ?良い質問してくるな。こっちの質問が悪かったかな?」という修正を奇跡的にかけられれば、「ここで落とすのはやめて一旦次に進ませよう」と思ってくれる場合もありますが、そこでテンプレの質問をすれば、特に基礎点の修正なく「私の見る目に狂いはないな」で終わってしまうので。

面接で効果的な質問とは?

ここまで読んでいただいたら、「じゃあなんの質問すれば良いのか?」とても気になっているかと思います。

管理人が採用面接をしていて「良いな」と感じる質問は、ざっくりと以下のようなタイプです。

企業が無意識なものに触れてくる質問

例えば、「御社のホームページには”情熱”という言葉がとても頻繁に出てきますが、これは社風にどう反映されていると感じますか?」等。

企業研究や業界研究の結果がわかるような質問

例えば、「同じ業界だと、人件費が割高になっているというニュースをよく耳にしますが、御社ではどういう対処法を取られているのでしょうか?」等。

こういう場合はどうしますか?という具体的な場面の判断を問う質問

例えば「後輩が新しいアイディアを思いついたときに、忙しい先輩に話してきたとして、それに対してどう感じますか?」等。

ただし、上記の質問は逆に「知った風に見せたいんだな」と取られてしまったり、「細かいことをきにするなぁ」と取られてしまったり、面接官によって受け取り方はそれぞれ違います。

正直、どこでも誰にでも万能な質問というのは決してありません。

採用面接を通して本当に大事だと管理人が感じること

記事を通してお伝えしている通り、履歴書と面接の際の企業からの質問への返事で基礎点は決まります。

企業への質問はあくまでその基礎点の修正ポイントのため、そこで全てが決まると重視するのはいかがなものかと思います。

むしろ、一番事前に時間をかけられて、ある程度下調べや相談ができる「履歴書」にこそ、一番時間をかけて対応するべきです。

履歴書を制するものが採用面接を制すると言っても過言ではないでしょう。

履歴書にどうしても自信がない場合は、プロの手を借りることも重要

でも、履歴書って今までの人生で何回も書いたことのあるものでもないし、添削なんて受けたことない・・・という人もいるかと思います。

その場合は、そこの部分だけでも素直にプロに頼りましょう。

大手であれば、担当者からのアドバイスだけでなく、履歴書の書き方の講座なども行っているので、安心して相談できますよ!リクルートエージェント

先ほどもお伝えしたように、採用面接は常に相対評価です。

いい企業が会った!と思ってから履歴書を手直ししていては、枠が埋まって間に合わない場合がありますので、今すぐ登録して履歴書作成を始めましょう!!

そして、みなさんが素敵な企業に就職・転職できて、
いつかどこかで、一緒にお仕事ができる日が来ますように!!